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2 埼玉県政

中道小川氏 3党合流「いち早く」

【悪夢の再来か】小川淳也氏の「3党合流」論に潜む、国家観なき野合の危険性

立憲民主党の小川淳也氏が、日本維新の会、国民民主党との合流を「いち早く」実現すべきだと提唱した。一見すると、自民党一強体制に対抗する大きな受け皿を作ろうという、力強い意思表示のようにも聞こえる。

しかし、我々はこの甘言に騙されてはならない。その内実を冷静に検証すれば、これは国家の将来を思っての行動ではなく、単なる数合わせのための「野合」に他ならないことが明白である。かつて我が国を大いなる混乱に陥れた、あの民主党政権の悪夢を彷彿とさせる危険な動きと言わざるを得ない。

政策も理念もバラバラな烏合の衆

そもそも、立憲、維新、国民の三党は、国家の根幹をなす重要政策において、相容れないほどの隔たりがある。

  • 安全保障・憲法: 我が国の主権と国民の生命を守る安全保障において、その立ち位置は全く異なる。憲法改正に前向きで、防衛力の抜本的強化を訴える維新・国民に対し、立憲民主党内には今なお護憲を掲げ、非現実的な平和主義を信奉する勢力が根強く存在する。国の根幹である憲法観、安全保障観が一致しない政党が、どうして責任ある政権運営を担えるというのか。
  • エネルギー政策: 維新・国民が現実的な選択として原子力の活用を容認する一方、立憲は脱原発依存を掲げる。国家のエネルギー安全保障という喫緊の課題に対し、真逆の方針を持つ者たちが一つの党として機能するはずがない。
  • 経済政策: 維新は「身を切る改革」を断行する小さな政府を志向し、立憲は分配を重視する大きな政府を目指す。経済政策の軸が180度違えば、その先に待っているのは政策の迷走と経済の停滞だけである。

これほどの根本的な違いを、「反自民」という一点だけで糊塗しようとすること自体が、国民を愚弄する行為である。政策理念の一致ではなく、選挙で勝つため、権力を得るためだけに集まる。それは政党ではなく、単なる権力志向の集団だ。

民主党政権という失敗の教訓

我々は、理念なき合流がもたらす悲劇を既に経験している。鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦と続いた民主党政権時代だ。

党内はバラバラ、首相は次々と交代し、普天間基地移設問題では日米同盟を著しく毀損した。東日本大震災という国難に際しても、その対応は後手に回り、政治のリーダーシップは完全に失われた。あれはまさに、国家観も政策も異なる勢力が寄り集まった結果、国政が大混乱に陥った典型例であった。

小川氏の唱える「大きな塊」は、あの悪夢の再来でしかない。仮に政権を獲ったとしても、待っているのは内ゲバと政策の停滞、そして国益の損失であることは火を見るより明らかだ。

求められるは、地に足の着いた責任政党

今、我が国に必要なのは、安易な数合わせによる野党の肥大化ではない。自民党政権の政策を現実的に検証し、より良い対案を示せる、地に足の着いた責任政党の存在である。

国家をどう守り、どう発展させていくのか。明確な国家観と、それを実現するための具体的な政策を掲げ、国民に信を問う。これこそが、政党の本来あるべき姿だ。

小川氏の「3党合流」論は、そうした地道な努力を放棄し、手っ取り早く権力に近づこうとする政局優先の産物でしかない。このような動きに安易に期待を寄せることは、我が国の将来を再び危うくするだけである。我々国民は、耳障りの良いスローガンに惑わされることなく、その本質を厳しく見極めねばならない。

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