八潮デジタル改革で暮らしを豊かに

八潮市議会 議員提出議案の概要(令和7年3月19日)

令和7年2月27日および3月19日の八潮市議会において、議員から以下の8つの議案が提出されました。内訳は、決議が1件、条例改正案が1件、国や県に対する意見書が6件です。


議第1号議案:決議(令和7年2月27日提出)

  • 議案名: 道路陥没事故を踏まえた救助を最優先とした応急復旧、住民・事業者への対応等に係る決議
  • 提出者: 前田 貞子 議員
  • 賛成者: 寺原一行、金子壮一、川井貴志、鹿野泰司、内田亜希子、岡部一正 各議員
  • 決議の要旨:
    1. 背景: 令和7年1月28日に発生した道路陥没事故により、住民は避難を、事業者は事業縮小などを余儀なくされ、心身や経営に大きな負担と不安が生じている。
    2. 議会の決意表明:
      • 市民の安全安心のため、一日も早い復旧を推進し、影響を受けた住民・事業者へのきめ細やかな対応が確保されるよう、市議会としての責務を果たす。
      • 二度とこのような事故が起こらないよう、再発防止策に行政とともに努める。
    3. 祈念: 要救助者の一刻も早い救助を祈念する。
  • 備考: この決議は、国等に意見を提出する「意見書」とは異なり、八潮市議会としての意思を表明するものです。

議第2号議案:条例の一部改正(原案可決)

  • 議案名: 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例及び八潮市議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例について
  • 提出者: 岡部 一正 議員(議会運営委員会委員長)
  • 提案理由の要旨: 国の「刑法」などが改正されたことに伴い、市の関連する条例(議員報酬や個人情報保護に関する条例)の条文を整理し、整合性をとるために改正を行うものです。

議第3号議案:意見書(原案可決)

  • 議案名: 道路陥没事故に係る対応への支援を求める意見書
  • 提出者: 寺原 一行 議員
  • 賛成者: 岡部一正、金子壮一、池谷正、川井貴志、内田亜希子、前原鮎美 各議員
  • 意見の要旨:
    1. 背景: 令和7年1月28日に市内で発生した道路陥没事故に関し、国・県・関係機関の協力に感謝を表明。
    2. 課題: 復旧には長期間を要し、インフラ老朽化は全国的な課題であると指摘。
    3. 要望: 迅速な復旧、影響を受けた住民・事業者へのきめ細やかな対応、再発防止のため、国と県に対し、人的・技術的支援に加えて最大限の財政的支援を行うよう強く求めます。
  • 提出先: 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、関係閣僚、埼玉県知事など

議第4号議案:意見書(原案可決)

  • 議案名: 適格請求書等保存方式(インボイス制度)の廃止を求める意見書
  • 提出者: 寺原 一行 議員
  • 賛成者: 金子壮一、池谷正、川井貴志、内田亜希子、前原鮎美 各議員
  • 意見の要旨:
    1. 課題: インボイス制度により、小規模事業者や個人事業主は、税負担・事務負担の増加や取引打ち切りなどの問題に直面している。
    2. 状況: 物価高騰などで経営環境が厳しさを増す中、この制度は地域経済の持続を困難にする。
    3. 要望: 国に対し、インボイス制度を早急に廃止するよう強く求めます。
  • 提出先: 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、関係閣僚など

議第5号議案:意見書(原案可決)

  • 議案名: 性犯罪の再犯防止の取組への支援強化を求める意見書
  • 提出者: 岡部 一正 議員
  • 賛成者: 寺原一行、川井貴志、金子壮一、内田亜希子、鈴木貞夫 各議員
  • 意見の要旨:
    1. 課題: 性犯罪の再犯防止には出所後の継続的な支援が重要だが、自治体が対象者の情報を得て支援を行うのは困難な状況。
    2. 要望: 国に対し、以下の3点を強く求めます。
      • 出所者に再犯防止プログラムの重要性を啓発すること。
      • 出所時の住所等を国に届け出る仕組みを作り、その情報を自治体に提供すること。
      • 自治体における再犯防止のための人材育成を支援すること。
  • 提出先: 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣、厚生労働大臣

議第6号議案:意見書(原案可決)

  • 議案名: 年収130万円を超えて働く場合の手取り減を給付で埋める制度の創設を求める意見書
  • 提出者: 大泉 芳行 議員
  • 賛成者: 金子壮一、池谷正、内田亜希子、川井貴志 各議員
  • 意見の要旨:
    1. 課題: 社会保険の「130万円の壁」が働き控えの原因となっている。
    2. 要望: 国に対し、「130万円の壁」を気にせず働けるよう、以下の制度創設を強く求めます。
      • 年収130万円を超えた場合の手取り減少分を補う給付金制度を創設すること。
      • この制度は、将来的な抜本改革までの時限的な措置とすること。
  • 提出先: 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣

議第7号議案:意見書(原案否決)

  • 議案名: 消費税廃止を求める意見書
  • 提出者: 大島 愛音 議員
  • 賛成者: 池谷正、内田亜希子、川井貴志 各議員
  • 意見の要旨:
    1. 主張: 消費税は、消費者が払う間接税ではなく、事業者の粗利益に課される直接税である。この誤解が国民を疲弊させている。
    2. 問題点: この税制が非正規雇用の増加や低賃金化を招き、大企業に有利で中小企業や消費者に不公平な仕組みとなっている。
    3. 要望: 国に対し、衰退した日本を立て直すため、消費税を速やかに廃止するよう強く求めます。
  • 提出先: 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、関係閣僚など

議第8号議案:意見書(原案可決)

  • 議案名: 食料と農業の危機打開を求める意見書
  • 提出者: 池谷 正 議員
  • 賛成者: 寺原一行、金子壮一、内田亜希子、小宮弘子 各議員
  • 意見の要旨:
    1. 現状認識: 日本の食料と農業の危機は、食料を海外に依存し、国内農業を軽視してきた政治の結果である。
    2. 課題: 改定された食料・農業・農村基本法は不十分であり、食料自給率の向上が急務。
    3. 要望: 国に対し、価格補償や所得補償などで農業基盤を整え、食料と農業の危機を打開するよう強く求めます。
  • 提出先: 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、農林水産大臣
この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

新着記事
会員限定
おすすめ
PAGE TOP
ログイン