無期懲役の「終身刑化」は当然だ。国民の安全を軽視するな！

「無期懲役受刑者1600人のうち、昨年の仮釈放はわずか1人」というニュースが、一部のメディアで「厳罰化が行き過ぎている」「更生の機会が奪われている」といった論調で報じられています。しかし、この現状を見て安堵の溜息をつく国民が多いのではないでしょうか。私たちは、この数字の背景にある厳しい現実から目を背けてはなりません。

この「仮釈放1人」という現実は、日本の司法がようやく国民感情と社会の安全を真摯に受け止めるようになった、健全な証左に他なりません。

忘れてはならない、仮釈放が招いた悲劇

なぜ、これほどまでに無期懲役の仮釈放が厳格化されたのか。その背景には、仮釈放された凶悪犯が再び罪を犯し、新たな犠牲者を生んだ数々の痛ましい事件があります。被害者遺族の方々が「なぜあの時、社会に出したのか」と血の涙を流して訴えてきた声の重みを、私たちは決して忘れてはならないのです。

「更生の機会」という言葉は美しく響きます。しかし、その「機会」を与えるための判断ミスが、取り返しのつかない悲劇を生むリスクを社会が負うべきなのでしょうか。人の内面、特に残虐な犯罪を犯した者の「真の更生」など、一体誰が完璧に見抜けるというのでしょうか。性善説に基づいた理想論で、国民の生命・財産を危険に晒すことは断じて許されません。

刑罰の第一義は「社会防衛」である

刑罰の目的は、犯罪者の更生だけではありません。最も重要な目的は、危険な人物を社会から隔離し、善良な市民の平穏な生活を守る「社会防衛」です。次に、犯した罪の重さに相応しい罰を与え、被害者や遺族の無念に報いる「応報」があります。

無期懲役囚とは、本来であれば死刑に処されてもおかしくないほどの、極めて重大な罪を犯した者たちです。彼らが死刑を免れたのは、あくまでも司法の温情によるもの。その上で「生涯をかけて罪を償う」のが無期懲役という刑罰の本質です。それを数十年で社会復帰させるという発想自体が、そもそも刑罰の意味を軽んじ、被害者感情をないがしろにするものではないでしょうか。

「人権」を盾に、誰を守るのか

一部の人権団体や専門家は、受刑者の「人権」や「更生の権利」を声高に叫びます。しかし、彼らが守ろうとしているのは一体誰の権利なのでしょうか。罪を犯した者の権利が、何の落ち度もなく命を奪われ、人生をめちゃくちゃにされた被害者や、その悲しみを一生背負って生きる遺族の想いよりも優先されるというのでしょうか。

社会が守るべきは、まず第一に、法を遵守し、真面目に生きる国民の安全と平穏です。犯罪者の権利を過度に擁護する風潮は、この社会の根幹である秩序を揺るがしかねない危険な思想です。

「無期懲役1600人で仮釈放1人」。この数字は、決して異常な厳罰化などではありません。むしろ、ようやく日本の司法が正常化した姿であり、国民の安全を守るという国家の最も重要な責務を果たそうとしている証です。私たちは、耳障りの良い理想論に惑わされることなく、この現実を断固として支持し、社会の安寧を守り抜くべきです。

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