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2 埼玉県政

レアアース採掘船建造 自民提言へ

【断固支持】レアアース採掘船建造は「国家百年の計」。脱中国依存へ、日本の未来を守る投資だ

ついに政府・自民党が重い腰を上げた。日本の排他的経済水域(EEZ)内に眠る莫大なレアアース(希土類)を採掘するため、政府主導で採掘船を建造するという提言がまとめられた。遅きに失した感は否めないが、我が国の経済安全保障を根底から立て直す、極めて重要かつ画期的な一歩として、これを断固として支持したい。

■ 我々は中国の「資源兵器」に喉元を締め上げられてきた

そもそも、なぜ今、国産レアアースなのか。答えは明白である。ハイテク製品や防衛装備品に不可欠なこの戦略物資の供給網を、地政学的リスクそのものである中国に握られているという異常事態が、もはや限界に達しているからだ。

思い出されるのは2010年の悪夢だ。尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をきっかけに、中国は日本へのレアアース輸出を事実上停止した。産業界は大混乱に陥り、我々は資源を「兵器」として使う国家の恐ろしさを骨の髄まで思い知らされた。あれから十数年、中国への依存構造は依然として深刻なままである。これは、国家の生殺与奪の権を他国に委ねているに等しい。

EV、風力発電、精密誘導兵器――。現代社会と国家防衛を支える基幹技術は、すべてレアアースなしには成り立たない。この「産業のビタミン」を、自由と民主主義の価値観を共有しない国家の気まぐれや恫喝によって左右される状況を、これ以上放置することは断じて許されない。

■ 「宝の持ち腐れ」からの脱却は、現世代の責務

幸いなことに、我が国には希望がある。日本のEEZ、特に南鳥島周辺の海底には、世界の消費量の数百年分にも相当する膨大なレアアース泥が存在することが確認されている。世界有数の海洋国家でありながら、我々はこの「宝の山」を長らく放置してきた。自国の足元に眠る資源に手を付けず、遠くのリスク国家から高いコストと安全保障上の危険を冒して買い続ける。これほどの愚策があろうか。

今回の提言は、この「宝の持ち腐れ」状態から脱却し、先人が守り抜いてきた広大な海という財産を、未来のために活用しようという強い意志の表れだ。これは単なる経済政策ではない。国家の主権と独立を守り、子々孫々に豊かな日本を引き継ぐための、現世代に課せられた歴史的責務なのである。

■ 政府主導は英断。目先のコスト論に惑わされるな

「なぜ民間ではなく政府が?」という疑問の声もあろう。しかし、水深数千メートルからの採掘という、世界でも前例の少ない超高難度プロジェクトの初期投資とリスクを、民間企業だけに負わせるのは酷であり、現実的ではない。

これは、一企業の利益追求とは次元の異なる、国家戦略そのものである。だからこそ、政府がリスクを取り、主導権を握って船を建造し、その運営を民間の活力に委ねるという官民一体のスキームは、現時点で最適解と言える英断だ。

当然、技術的な課題やコストの問題は避けて通れない。「採算が取れるのか」「税金の無駄遣いだ」といった批判も出てくるだろう。だが、我々は目先のコスト計算に囚われ、国家の未来を左右する安全保障という大局を見失ってはならない。

これは「消費」ではなく、未来の日本を守るための「投資」である。この投資を惜しむことは、将来、中国の理不尽な要求の前に屈し、より大きな代償を払うことにつながるのだ。

そして、忘れてはならないのが中国による妨害の可能性だ。日本の正当な資源開発に対し、彼らが物理的、あるいはサイバー空間で妨害工作を仕掛けてくることは十分に考えられる。採掘船の安全を確保するため、海上保安庁、そして自衛隊による鉄壁の防護体制を構築することも併せて強く求めたい。

今回の提言が、単なる提言で終わることなく、迅速かつ確実に実行に移されることを切に願う。レアアース国産化は、もはや夢物語ではない。日本の技術力と国家の総力を結集すれば、必ずや実現できるはずだ。この事業の成功こそが、「強い日本」を取り戻すための確かな礎となるだろう。

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